あすなろ

先日、子どもがお世話になっている小学校の、歴代PTA会長の名札の掲示版を製作しました。

材料はヒバ材。桧材とよく似ていますが、色が淡い黄色をしているので比較するとわかります。

あと香りが少し強いです。

この材を選んだには訳があります。

品質的にはほぼ同等、抗菌や防虫性で比べたらヒバの方が良いのではと思うくらいです。

ただどうしても桧の色味が良かったりして良い材料とされる為、ヒバ材は2番手になってしまいます。

ただこの2番手が実はミソで、私達親や子ども達はまだまだ成長段階です。比喩ですが自分が桧だなんて思ったら慢心を生むかもしれません。

ヒバは別名「あすなろ」と呼ばれるのですが、桧が「上」にいる事で

「いつかは桧になろう」「明日はもっと成長しよう」という向上心が生れます。

「あすなろ」の材を使う事で、自分たちには伸びしろがあると思えるようになり、親子が共に成長していけるといいなと想いを込めました。

製材から組立てまで全て手作業です。無垢材や手作業は心を込めやすいです。

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